ヒアアフター

 

地震の起きる1週間くらい前かな?観ました。
地震が起きて津波の映像を見たときに、やはりすぐにこの映画のことを思い出しました。今回の震災を想像させるということで、上映中止になりましたので、少し内容を書きます。

ヒアアフターは、冒頭 アナウンサーの女性がスマトラ沖地震にあい、津波にのまれてしまいます。
奇跡的に生還するのですが、そのとき臨死体験を経験します。仕事に復帰したあと、そのことを人に話すことで多くの人から非難されてしまいます。
また双子の兄を事故で亡くした少年が、どうしても兄と話をしたくて、色々な霊能力者と会うのですが、そのどれもが信憑性のないイカサマな人ばかり。 この2人が、人の死に触れる事に疲れ果てた元霊能力者である主人公と出会い、生きる事の意味を認識するヒューマンドラマです。

クリント・イーストウッド監督ということで興味があって観たのですが、配給会社の自粛ということで、この映画は上映中止になってしまいました。

私も地震が起きて、テレビに映る津波の映像を見たとき、映画を思い出しました。確かに今は上映する時ではないとは思います・・・が。

私は地震の少し前、ちょうど人の生死に触れることがありました。
幼い頃からよく知っている親戚の叔父さんが亡くなって、急遽会いに行きました。
うちの実家に、亡くなる日の昼間、来たとのことで「虫の知らせかな?」なんて親と話していましたが、本当に人の命は儚いものです。

今回の地震で多くの人が、思っていることでしょう。
自分達が思っていた安定というものがいかに脆弱なものであったか。

日本は3つめの原爆を落とされたのと同じだと、誰かが書いていた。
前回の原爆では100年は草木が生えないとまで言われていたけれど、その後日本は飛躍的な復興を遂げました。今回、誰もが想像もしていなかった自然災害によって日本全体の絆が強まって前進出来たらと思う。

借金ばかりが膨らみ、震災直前には、外務大臣が数万円受け取ったことで退任し、3歳の子供が親に殺されてしまうような、いびつな日本が果たしてどのように変わるのか、また変われるのでしょうか。

 

情報と連絡

15日の夜、実家がある富士宮市で震度6強の地震があった。

すぐに電話したが、当然 繋がらない。
身内や親友に「安否を教えて」とメールをし、返事を待った。

返事が来るまで何分ぐらい経っただろう。
「大丈夫」とだけメールが届いて、友からも「まだ残念ながら生きてる」とメールが来た。

返事が来るまで随分長く感じたし、遠く離れていると連絡をとる手段がないので動きようがない。
Twitterをみて安否を確認したり、NHKのニュースを見て情報を得たりするのが精いっぱい。
何人かの友人から、実家は大丈夫ですか?とメールをいただいたりしたけれど、やはり連絡が取れないのは不安このうえない。

少し時間がたって父親の携帯が繋がった。
笑いながら「何ともないよ~」とケラケラ言っていた。おそらく彼は酔っていたのだろう。
実家の建物は私と同じ年齢で、さらに日本家屋なので重い瓦が載っている。
気になるのは家の倒壊と火事ぐらいだったけれど、無事でよかった。
地元は幼い頃から「近いうちに東海地震が起きる」と言われ続けられる程、地震にたいしての心構えが、ある意味万全な地域なのだろう。

ちょうど地震のあった日の昼間、富士宮の物資の状況を聞いたけれど、以前とまったく変わらないという。
ガソリンスタンドも並んでいないし、コンビニにもきちんと物があるらしい。
御殿場市くらいまでは、すでに首都圏の車がガソリンを入れにきて、品切れの店も出てきているとか。
こういう時は動かずじっとしているのがいいかと思います。

東北地方太平洋沖地震

その時、私は会社の正面にあるコンビニでランチを購入していました。

ちょうど会計をしている時で、店員の外国人の方々があまりにオロオロしているので、倒れそうなものを押さえる様に指示をしていました。揺れが収まって、少し様子をみて会社に戻りました。

会社の中は、机や棚に入っていたものが落ち、花瓶やランプなどが割れていたり、トイレの水がこぼれ床が水浸しになっていたりと、ずいぶん散乱していました。
戻ってきた営業の方達には帰宅を促して、私はずっと社内の片づけを行っておりました。

原発の近くということで、電力の問題は避けられないかと思い、気になりましたが、情報があまりに少なく、仕方ない親戚に発電機の用立てが出来ないかと聞いたり、レンタル業者をあたったり、安く購入できないか探していましたが、幸い計画停電から港区は外れたということで、ひとまず胸をなでおろしました。

人というのはやはり、あのような状況になると素が出ます。
すぐに大切な人の安否が気になり、身内、会社のスタッフ、そして関係者の状況が気になりました。私には東北地方の直接の知り合いはいませんが、それでも震源地の人たちのことを考えると胸が痛みます。

今、私が懸念していることに、すべてが自粛ムードになることで、経済活動が萎縮してしまわないかということです。
現地のことは、その道のプロに任せ、私たちはきたる増税を受け入れることが出来るように体力をつけ、被災者の方々に迷惑にならないようにし、募金をしたり消費をしたりと、お金の循環を止めないようにすること。
もちろん節電などの、遠くても出来ることは出来る限り行うことが前提ではありますが、可能な限り今までどおりの生活をすることではないかと思っています。

最後に、被害を受けられた地域の皆様に、謹んでお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。