スローインファーストアウト
よくコーナリングのテクニックで、スローインファーストアウトという言葉があります。
これは、ゆっくり進入し早く出る・・という分り易い意味なのですが、実はこれには深い意味があります。
まず以下の図をみてください。

通常のコーナリングラインが緑。突っ込み重視で走ると青、スローインファーストアウトは水色となります。
理想をいえばファーストインファーストアウトですが、なかなかそうはいかないのがレーシングの世界で
通常の速度よりも高い速度でコーナーに進入すると人の心理として、どんどんクリップ(コーナーの中心地)に近いところに向かってしまいます。
「あ~やばい
やばい・・・」 となるわけです。これは自転車に乗っていて見ているほうにどんどん行ってしまうというのと同じような感じです。
で、焦るあまり加速も遅れて次のストレートではボロボロということになります。
スローインファーストアウトならば、ゆっくり進入しますので心理的にも怖くなく、且つ次のストレートに向けて体制をきちんと整えられます。
コース全体でのタイムを縮めるためにはコーナーで0.5秒縮めるよりもストレートで縮める方が何倍も容易いし、さらにスローインであれば次のコーナーまでのストレートが長くとれるというわけです。
・・・で、これはビジネスにも言えるのかなぁと思っていて、例えば新規事業を、できる限り早く始めることに注力するよりも、ビジネス全体から考えると
きちんと体制を整えて、スローインファーストアウトで行くべきなのでは?と思ったのでした。
もちろん事業によってでしょうけど。

