ゼロの焦点
少し前に観てきました。今年一番楽しみにしていた映画です。
原作は、松本清張の作品。砂の器や黒革の手帖も有名です。
戦後、今のように自由ではない女性たちが様々な過去を背負って生きていく。お見合いで結婚をした主人公である女性もまた相手の過去を知らずに結婚をし、事件に巻き込まれて初めて色々なことを知ります。
推理ものではあるのですが、他の推理ものと違い謎解きをする人がいません。そのため映画にするのには苦しい面も多々見られます。強いて言えば主人公の女性が、色々暴いてはいくのですが、 これが残念なことに彼女の雰囲気だからか、父親を亡くし大変な環境に育ち、真面目に生活してきて、結婚をし旦那が失踪したという不幸にも関わらず、なぜか感情移入ができませんでした。
それはそんな時代であるにも関わらず、彼女の行動がどうしても他の2人の女性の不幸さに比べたら、不幸には思えなかったのです。時間が限られているためにひとりひとりの背景まで描ききれなかったからか?それとも主人公の女性の演技力なのか?その点が少し残念な感じではありました。
それでもそれらを差し引いたとしても、良い意味で松本清張の作品っぽさは失われずに
とても見ごたえがある映画ではありました。

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